航空バーチャルレーダー・SBS−1


 BCLや各種無線の広帯域受信機とは全く性格の違うもので、どのカテゴリにも属さないのだが、無線を利用したシステムには違いはないので、番外編として登場させることにした。

 本機も本体だけでは何もできない。電源もUSB端子から給電しており、PCと専用のソフト「Base Station」と三位一体でのシステムである。

 製品の国内代理店から発売されているSBS−1専用屋外アンテナを使ってPCにUSB接続してBaseStationを起動させると、二次レーダーを搭載した航空機から位置情報が含んでいる信号を受信して、PCの画面の地図にリアルタイムで表示されるのだ。

 この専用ソフト「BaseStation」の設定を弄れば、もっといろいろマニアックな事ができるようだが、英語が不得意な私が設定を変更して元に戻らなくなっては困るので(汗)、あまり設定を変えないまま使っている。

 本機は筐体が小型であるうえに、電源もPCからUSB端子で供給されるため最初に付属していた小型の専用アンテナとノート型PCがあれば、空港近くで使用する事もできる。

 実際に泉州沖にある関西国際空港の対岸である泉佐野市の岡田浦付近に車を停め、車の天井にアンテナを設置(基台にマグネットがある)してPCを起動させると、着陸後(離陸前)に滑走路を移動している機体の信号もしっかり受信し、画面に表示されたのを見て、私は感動したのだ。

 ソフトの設定画面にある英文を理解できれば、もっといろいろマニアックな利用方法があり、購入時は高価だったが価格以上に満足している。


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