197x年発売。ソニーのスカイセンサー5900の対抗機種として開発、発売された。チューニング等間隔バリコンを搭載したり、ライバルのソニは勿論の事、アナログチューニングの数あるラジオの中でも最高の操作性・完成度を誇る。
何より使っていて「楽しい」ラジオなのだ。マーカーを使った周波数の較正も操作が「機械弄り」っぽくて、チューニングダイヤルの目盛が放送局発表の周波数ときっちり合っているのが嬉しい。
デジタルの数字表示で周波数が合っているのを見ても何の感慨もないが、アナログダイアルで表示がしっかり合っているのは、やはり気持ちがいいものなのだ。
発売から30年以上経った今でも実用に耐え、使っていて楽しいラジオは本機の右に出る機種はないと断言できる名機である。